2014年07月02日

根っこのつながりシリーズ ~大分県の佐藤農園さん~

一年を通して有機野菜でお世話になっている大分県の佐藤さんは、昭和23 年に佐藤さんのご両親が入植して山を切り開いて作った広大な畑で、季節に合った旬の作物を井戸から汲み上げた地下水で育てています。有機JAS で認められている自然農薬も一切使わずに、肥料はボカシ(大豆、米ぬか等、植物由来のもの)をおもに使っています。

 

本物の「野菜」と「農業人」を育てる使命に心血を注ぐ。

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「私の役割としては、安心して食べてもらえる野菜の収量を確保すること。そしてその野菜を作れる若手の農業者を育てること。」と佐藤農園さんでは、有機農業を学びたいという農業の研修生を受け入れて、畝の作り方、水のやり方など一から手とり足とり教えています。「若者を一人育てるのにどれだけの労
力が必要か。自分でやったほうが早いことのほうが多い。でもそうしたら意味ないですから。」

 

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成功する有機農業人を育てることを自らの使命と自覚している佐藤さんの指導は決して甘いものではなく常に真剣勝負。「何も問題が発生しないより問題が起こった方がいい。色々考えてそれを一つ一つ克服していく充実感、それが農業なんだよ。」と有機農業者を志す若者に日々伝えています。

その熱意と生き方は野菜の味にもあらわれています。「理屈で人は動かない。おいしい!などと本物に触れた時に初めて人は心が動きます。私の役割は少しでもそういってもらえるものを作ることです」

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2011 年8 月には木嶋博士と
佐藤さんの畑を視察しました。

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2013 年11 月の生産者と消費者
の集いにも初参加されました。

 

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生産者の佐藤さんにお聞きしました!

■有機農法を始めたのは?
父親がやっていて父親の死後受け継いだ。父親の代を含めると35 年以上、自分が始めて約20 年。
■農業を始めて感動したことは?
いっぱいありました。自然の理 ー 全てはこの仕組みの中でしか人間も生きてゆけないということを、育っている作物から学んだ事。
■農業で大事にしていることは?

出来るものを、出来る時に、出来る所で作る(適地適作)どこまでも人が自然に合わせてやる。うまく行かなかった時は上の3条件の中に問題がある。時期を変えたり、作る畑を変えたり、とにかく作物が育ちやすい環境を整える。
■好きな言葉 『われ、ひとと共に繁栄せん』

 

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