生産者の増田さんご家族
4月22日(日)、有機栽培茶でお馴染み、静岡県の善光園さんへ、総勢40名で新茶摘みツアーへ行って参りました。小学生以下のお子様も多く、賑やかで楽しい一日のバスツアーとなりました。
お茶畑へ到着すると、生産者の増田さんご家族が出迎えてくれ、さっそく新芽の摘み方を聞いて、実際に摘んでみました。お昼は茶畑でお弁当を食べ、増田さんが用意して下さったお茶の葉の天ぷらなどをいただきながら、青空の下で癒しのひとときを過ごしました。
●今年の新茶も生育は順調
天候にかかわらず、生育は順調とのこと。さっそく、ツアーの翌日から、新茶の収穫が始まりました。5月8日から皆様に新茶をお届けできるよう、製造行程に入っています。
ツアーに参加したお子さんから、増田さんは朝何時から仕事をするのですか?と素朴な質問がありました。朝は5時には畑にあいさつに来るそうです。朝早くから夜遅くまで、みんなのために、大変なお茶作りを頑張っていて大変ですね、との声に、増田さんは、「好きでやっていることだから。お茶の木をわが子の可愛さと同じように感じてます。大変だとは思いませんよ。」と頼もしい言葉。
無農薬のお茶作りという道を、人生をかけてやりきってきた増田さん。そんなお父さんの背中を見てきた高校生の次男の増田圭亮さんが、後を継ぐことに決めたそうです。これからもますます応援をよろしくお願いいたします!!
お待たせいたしました!
今年の摘みたて新茶をお届けします。
増田さんの有機 深蒸し茶
農薬・化学肥料を使わず、土・水・太陽の自然の恵みで育った、生命力あふれるお茶の味わいをお愉しみ下さい。
かつて卵は大変貴重品でした。滋養をつける為、病人やお年寄りに優先的に食べさせたり、家族で卵かけご飯を食べる時は、大きな器に何個かの卵を割り順番に少しずつかけて食べたものでした。
しかし今では安い食材の代名詞。工業的な飼育方法により大量生産が可能となったため、「生きもの」扱いされない鶏たちはまるで産卵マシンのようです。一方で、太陽食品の有精卵はきちんとした環境と飼料を用意して、生命を尊重する生産者のもとで幸せに暮らしている鶏たちの卵。卵にこめられた「命」を大切にいただきましょう。
幸せたまごでふわふわオムレツ! 材料を混ぜ合わせる際に、マヨネーズをほんの少しいれるだけで、マヨネーズに含まれている乳化された植物油と酢が卵に含まれるタンパク質の凝固をゆるやかにし、卵がすぐに熱で固ま ることがなく、ふわふわに焼き上がります。
トロ~リ半熟!ゆでたまごをつくろう!
①大きめの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら卵を入れます。
②茹で時間は、冷えた卵で6 分間、常温の卵なら5 分半。
(卵は常温に戻して茹でた方が殻が割れにくくなります)時々箸でかき混ぜると、黄身を中心に持ってこられます。
③茹で上がったらザルに引き上げ、氷水に3 分つけます。
④茹でたまごの底にヒビを入れ、やさしく殻をむきます。
幸せたまごで春のフルーツのせプリン
<材料>幸せたまご2 個、牛乳250ml、砂糖大さじ3
①ボウルに卵と砂糖、牛乳を加えてよく混ぜ、ザルなどでこしてから耐熱容器に注ぎます。
②鍋に①の耐熱容器を並べたら、容器の1/2 が浸かる程度の水をはって火をつけ、沸騰させてから火を弱めます。2~3分弱火で温めたら、火を止めます。
③火からおろして、鍋ごとバスタオルや新聞紙などで包み、約20 分間「保温」します。(入れ物により前後しますので調節してください)。
④竹串を刺してみて、液体が染み出てこなければ火が通っていますので、あら熱をとり冷蔵庫で冷やします。お好みでカラメルや季節のフルーツをのせていただきます。
太陽食品の本社から徒歩10分、栗原さんの畑は、いつ訪れても色々な野菜や生き物がいる賑やかな畑!季節ごとに、作物の成長ぶりを見るのがとても楽しみで、時々社員が訪れてはお話を聞かせていただいています。
1月から2月にかけては、小松菜、春菊、ネギ、白菜、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、大根、かぶ、里芋など、色々な野菜が育っています。作物により、収穫量が少ないものもありますが、安定的に出荷していただける「小松菜」や「ほうれん草」は、栗原さんの看板商品となっています。
また、県外から届く予定の野菜が、天候不順や交通事情などにより手に入らないときには、いつも栗原さんが頼り!畑にあれば収穫してすぐに届けてくれるので、無くてはならない、太陽野菜の救世主です。
太陽食品鶴田代表との出会いから有機栽培を初めて20余年。コツコツと土づくりに工夫を重ねて、「栗原さんの小松菜」はすっかり太陽お馴染みの顔になりました。
平成29年に開催した「第37回 生産者と消費者の集い」のしおりの表紙を飾った写真は、栗原さんの畑で撮影させて頂きました。
今年の里芋は大豊作!!横浜の栗原さんをはじめ、鹿児島の寺原さん、久木留さんなどから里芋がぞくぞくと届いています。化学農薬も化学肥料も一切使わずに育てられた、自然の栄養と旨みがたっぷりのおいしい里芋です。みそ田楽、きぬかつぎ、煮転がし、コロッケ、けんちん汁など、調理も多彩ですので、ぜひ、毎日のお料理にたっぷりとお使い下さい。煮物や汁物、きぬかつぎにすると、溶け出した、栄養豊富なぬめり成分ごと食べられるのでおすすめです。
平成30年、あけましておめでとうございます。
明治から数えて150年、終戦から73年という今年を迎える。今までの社会制度や価値観が音を立てて崩れていくと感じる。人・物・金が国という垣根を超え、自由に行き来するグローバルな世界観を更に続行させようとする勢力と、行き過ぎを見直そうとする勢力の葛藤。この事はアメリカの現在の社会情勢を見ると分かり易い。昨年の大統領選挙で多国籍企業や一部の大富裕層、又ウォール街の金融界そして大手メディアに推されたクリントン派と、米国民の中間層をまとめたトランプ派の非難の応酬は、内戦さながらだった。その波紋は世界中で見られ、欧州では難民問題やテロの続発、アラブ諸国では内戦や過激派の暗躍、アジアでは中国膨張路線の
台頭、北朝鮮のミサイル問題、原爆実験等、世界情勢は混沌としている。
多くの情報が飛び交う中、更に分かり難くしているのは、大手メディアによる真偽の定かでないフェイクニュースにある。日本のメディアも只それを受け売りするだけで、曲解されている中身迄は報道しないので、正しく理解するのは容易ではない。本来大衆の為に正しい報道をする筈のメディアが実はそうでなく、捏造したり調整して報道しているとすれば厄介な時代である。過去のメディアの扇動によって大衆を戦争へ向かわせた歴史の事例を思い起こさせる。この様な大きな変動期には、報道を鵜呑みにするのでなく、そのニュースによって誰が喜び、誰が損するのかを鑑みる必要があるのではなかろうか。
近頃、規制緩和とか構造改革という目新しい言葉が頻りに聞かれる。緩和・改革と言えば何か良い方向へ進むような響があるが、うっかりはしておれない。我が国は古来から洪水・地震・火山の噴火・津波等々、災害大国である。突然の天候不順や不慮の事態に備えて「種子」は各都道府県の管理の中で生産されている。即ち国民の財産として、種子法という法律に守られ、国の制度の中で守られて来た。適地適作に、例えばお米の場合、コシヒカリやササニシキ等、各地の銘柄で農家が作付生産される仕組みになっている。
この分野へ入り込もうとする勢力があった。世界の遺伝子組み換え種子の9割以上のシェアを持つ巨大多国籍企業、モンサント社はじめ、アグリバイオ企業である。振り返ってみると、昨年の4月5月の国会は、森友学園、加計学園問題で紛糾し、新聞やテレビのニュース等はこの事で持切りであった。このどさくさに紛れてか、多くの法案が通過し、その中の一つに規制改革推進会議のメンバーの提案で、突然、種子法の廃止が決まった。そして農業競争支援法が成立した。この内容を要約すると「これ迄都道府県が蓄積して来た種子や苗の知見を民間業者に渡す事」となっている。民間業者といえば、モンサント社をはじめとするアグリバイオ企業である。これから将来にかけて民間の種子にじわじわと移行せざるを得なくなり20年、30年後になると遺伝子組み換え種子の蔓延を止められなくなるのは明白な事実である。日本の農業基盤を揺るがしかねない事態に進んでいると思えるのである。この事は、食の安全・安心を求める消費者にも大きな影響が及ぶことは必定である。
生命の安全確保の時代到来。大手メディアの報道の裏に何が隠れているのかを良く見極める必要がある時代である。
自然農法三十年以上
太陽と自然農法の土が育てたおいしいポンカンです。
愛媛県明浜町(現在・西予市)。海岸沿いの急峻な崖に宇都宮さんの畑はあります。巨大なクモの巣が張り、カマキリがうろうろする野性的な畑は、長年にわたる自然農法のたまものです。
「ここは自然満載なんです。キジもおるし、イノシシも来る。害虫も発生するけん、慣行栽培の人が『ここへ来ると薬剤散布の適期を見分けられる』なんて言います」と苦笑いの宇都宮さん。
三十年位前、知り合いの農家から「面白いからやってみんか」と無農薬での栽培を勧められ、「冒険心」から一部の畑で実験的に始めました。「最初、ただ草を入れるだけでやってみたら、木は赤くなって弱るし、肥が切れて酸っぱくなる。菜種カスや宇和海で獲れる魚のあらで作った魚粉を入れたりするうちに、木もやっと元気を回復してきた」と昌光さん。
栽培の見通しがたった20年ほど前、130アールの畑を全て無農薬に切り替えました。
1、2月の枝の剪定作業に始まり、春には鍬を打って草の根を除き、土を撹拌して微生物の繁殖を促す。防風林の剪定、ほどよい実づきをうながすための摘果など、まさに手塩にかけて木を育てます。
「自然農法を続ける理由?やっぱり健康食という思いがあるし、味のいいのができるからね。」
「だけど、苦労は絶えないです。台風で木が根こそぎ吹っ飛ぶこともあれば、ようやく実が大きくなって、半分お金に見えてきた頃に、カメムシが発生したりすることも。カメムシに実を刺されると、刺された部分の成長が止まってしまう」といいます。
それでも今年は毎年影響ある台風の害も無く、今までで一番良い状態で育っています。
『適度な雨で玉なりも良く、美味しく育っています。自然農法33年になりますが、皆さんの笑顔を思い浮かべて、健康を願い、頑張っています!』
平成29 年11 月19 日( 日)、横浜ホテルキャメロットジャパンにて、自然と健康を守る会が主催する「生産者と消費者の集い」が盛大に行われました。参加者総勢315 名。生産者と消費者、立場は違えども、同じ時代を生きて未来を創造する仲間として、情報や問題を共有し合える貴重な時間となりました。
~代表挨拶~
「本来農業とは国民の食糧を確保するものであるのに日本の自給率は30% に過ぎない」と現状を述べ、先進国のなかでも日本ほど農業を保護していない国はない、と鶴田代表。また「種子法廃止」により遺伝子組み換え作物の蔓延や、日本の農業への影響など、食の安心安全を求める消費者の側にも大きな影響がることへの懸念や、「生命安全確保の時代」が到来していると述べました。
~基調講演~
医学博士の田中佳先生による基調講演は「健康の原点は食と腸にあり・後悔しない病院との付き合い方」と題し、病気をテーマにしながらも明るく楽しく分かりやすい内容で参加者も面白可笑しく聞き入っていました。医師と患者では「治る」のとらえ方が違うことや、そもそも病気とは何なのか?症状は何のためにあるのか?現代医療はどんなもので、どこまで信じられるのか?自然治癒力をどう上げていくのか?などをわかりやすく教えて頂きました。
~活動報告・座談会~
代表者による活動報告、生産者と消費者の座談会は大いに盛り上がり充実した時間となりました。
座談会後の班別発表より(長野県の八幡農園さん)「わたしは、『消費者の方も生産者』であると考えています。今日の集いで一番嬉しかったのは、現場を知って頂けたこと。現場を知ると、心で「おいしい」と感じられます。安心安全という言葉ではなくて、心で感じると食卓が楽しくなるはずです。」
(大分県のさとう有機農園さん)「消費者あっての生産者です。食べてくれる人がいるから私たちもやれている。有機農業はすごく未来があると思うので、若い世代にどんどん伝えたい。消費者の皆様と力を合わせてやっていきたいです。」
第二部の 懇親会では、
生産者からご提供頂いた食材を使い、料理長が腕を振るったおいしいお料理を囲みながら笑顔がたくさん溢れた温かな時間となりました。
太陽と潮風が育む自然の甘さ!香川県橘会の有機みかん
見栄え重視ではないけれど
「美味しくて本物のみかんの濃い味がする」と定評があります!
① 太陽降り注ぐ斜面で無農薬栽培
瀬戸内海に面した山の斜面に広がる松浦さんのみかん畑。 安山岩を母岩とする山で育ったみかんは酸味がきっちりと出る傾向で、じっくり熟成させると甘さが際立ち、晩生のみかんの評価が高い産地です。松浦さんの自然農法グループは、化学肥料や農薬に頼らず自然の生態系を活用し、生きた土の力、微生物の力でもう何十年もおいしい作物を届けてくれています。
② まじめに正直に40年以上
そして、何よりも松浦さんは「まじめに正直な農業」をモットー
に自然農法を続けて40 年の大ベテラン。「自分たちの思いが形
になる農業こそ、有機農業。正直に作られた野菜は正直な味に
なります」と語る橘会代表の松浦建夫さんは太陽食品創業以来
の長いお付き合いの生産者です。
③ 見た目重視でなく、味で勝負
皮に黒い点の模様が出る黒点病や灰色かび病、果皮が赤茶けてしまうサビダニの被害など、実が熟すまでには「見栄え」を悪くしてし
まう被害が待ち構えています。見た目が悪いと味は良くても市場で
は加工用としてしか出荷できないのが現状です。自然の中でたくま
しく育てられる松浦さんのみかんは、見栄え重視ではないけれど、
「美味しくて本物のみかんの味がする」貴重なみかんです。
↓橘会さんの有機みかんのご注文はこちらから!
今年も行ってまいりました! 青森県ときわ村&竹嶋農園。太陽食品、秋の恒例のイベントです。毎年いろいろな方が参加してくださいますが、今年も3歳の園児さんからベテラン会員さんまで、皆で一緒に和気あいあい、温かいおもてなしを受けた2日間のツアーの様子をご紹介します。
山梨県は、桃の生産量日本一。四方を山で囲まれた盆地のため、朝晩の寒暖差も激しく、その寒暖の差が桃に好影響を与えているそうです。また、山梨県は、日照時間も日本一です。桃は、太陽の光を浴びて甘みを増すので、長く太陽を浴び続けることができる山梨県の桃は美味しく育つのですね。
さて、今年も中沢さんを訪ねて山梨県笛吹市へ。5月中旬、桃の木は葉っぱを生い茂らせ、初夏の太陽を浴びてせっせと光合成の真っ最中。
うっすらと産毛の生えた2センチほどの小さな実がたくさんついて、その摘果作業をちょうど終えた頃でした。
──今年の桃の生育はいかがですか?
「3月中~下旬、うんと冷えて生育が遅れましたが、4月は気温が高めで経過して、4月11日に桃の花は満開を迎えました。その後も気温が高めに経過しましたので、今年の受粉はうまくいったと思います。」
──これから収穫まで気がかりなことはありますか?
「6月の梅雨、曇天で雨ばかりのお天気のとき、そこが勝負ですね。園主としては気を遣います。気温も湿度も上がりますから、病気や虫たちには絶好の機会になりますので。毎日朝晩、畑を回って観察を続けます。健全な葉っぱのところに日が当たっているか、風通しがよいか、病気や害虫はいないか気を配ります。葉が生い茂って暗くなったり、密度があがると、病気や虫の巣になってしまうのでね。」
収穫直前!中沢さんの桃畑を見学してきました!
2017年7月10日、弊社スタッフ3名で中沢さんの桃畑に行ってきました。7月の桃畑を見学するのは今回が初めて!春にあんなに小さかった実が立派になっていて感無量。あたり一面、桃の良い香りがして「ここはまるで天国か?」というほどの幸せを感じました。写真の桃は7月中旬の収穫を待っている桃たちです。桃の袋をはずし、地面に敷き詰められた反射シートで味と色付きが仕上がればいよいよ収穫です。(しかし、反射シートのおかげで?、桃畑は暑くてたまらず・・。気温36度。天国なようで実は過酷な状況です・・)
きれいに色づいた桃がとてもおいしそう!普通はこの段階ではとっくに収穫してしまうそうですが、中沢さんは熟度が上がるのをもう少し待ちます。枝の周りがもっとぷっくりと盛り上がってきたら収穫OKの合図。ひとつひとつ丁寧に両手を使って桃を枝から外し、外皮を傷つけないように細心の注意を払いながら収穫していきます。
こちらは、8月下旬に収穫する桃「さちあかね」。
袋をかぶっていてまだまだ小さいです。
今年、中沢さんが新しく購入した農機「ユンボ」!
これで、土作りの作業が少し楽になったそう。
中沢さんの奇跡の桃ができるまで!
太陽の恵みを吸収して養分を蓄え、
役目を終えた桃の葉が落葉します。
落ち葉や堆肥を土に返します。
樹の根元にワラを敷いて保温する
ことで寒さから桃の木を守ったり、
堆肥を入れて土作りをします。
夏に、たわわに美味しい桃を実らせ
てくれるよう、畑にたっぷりと堆肥
を混ぜ込みます。体力勝負です。
熟練の目で樹を1本1本見ながら、
枝を切ります。剪定をすることで
太陽の光が桃畑にあふれます。
桃の花が咲き始めると、筆を使って、
ひとつひとつ手作業で授粉。
高い枝は長い棒を利用します。
摘果とは、実を太らせるため余分な
実を摘み取る作業です。熟練の目で
見極めて、1本1本作業します。ト
ひとつひとつの実に袋をかけて雨風
や日焼けから守ります。頃合いを見て
袋を取り太陽を浴びて桃色になります。
食べ頃になった桃は中沢さんの
手によって丁寧に収穫、箱詰め
され、お客様のところへ届きます。
無農薬で桃を作る農家さんがいないのはどうしてですか?と、失礼ながら、ぶしつけな疑問を中沢さんに投げかけたところ・・・
「農業でその道を究めるということはね、すごく大変なことなんですよ。まずね、体がもたない。その道を究めたところで、体は途中でボロボロになっちゃう。気は遣うし体は使うし。次第に、『昨年と同じように今年も作ること』が第一優先になってくるから、ほとんどの農家さんは役所とか農協とかの話があると、すぐイエスマンになっちゃうんですね。」
県の取り組みで、新たに農業に挑戦する人も増えてはいるが、途中で挫折してしまうことが多いそうです。そう考えると、ただでさえ難しい桃の栽培を、無農薬で、しかも何十年も作り続けている中沢さんって・・・。淡々と、続けておられますが、実は、本当に、すご-い貴重な農家さんなのでは!と、気づき、出逢えたことに感謝が溢れてきました。
中沢さんの桃の注文はこちらからどうぞ
静岡県沼津市は駿河湾の魚の集積地。干物の生産量が日本一で、町にはおみやげ用の干物を売る店が数多く並びます。そんな中でも、美味しさが口コミで広がり全国から注文が相次いでいるのが、橘水産です。魚と塩だけで生まれる無添加の干物づくりに長年こだわり、昔ながらの伝統的な味を守っています。
沼津港から見える富士山(大型展望水門「びゅうお」からの眺め)
◆夫婦二人三脚で築き上げた無添加干物づくり
出迎えてくれたのは、橘水産の代表取締役、橘攝子さん(写真右から3番目)と事務の斎藤さん(右から2番目)。
攝子さんは地元沼津の生まれ育ちで、石川県出身のご主人の保彦さんと二人三脚で橘水産を切り盛りしてきました。数年前に保彦さんが他界されたのちも、家族一丸となって生産を休むこともなく、無添加で美味しい干物を届けて下さっています。
橘水産の一番の特徴といえば、日本に一基しかないといわれる、冷風乾燥機。
干物の善しあしを左右する要素の一つである乾燥には、保彦さんが設計図を自ら書いて開発したという冷風乾燥機を使っています。
「温度設定は、干物作りに適した10月から11月の気温と同じ、20℃弱です。従来の温風乾燥ですと、ホッケのような大きな魚でも、40分ぐらいで乾燥しますが、冷風なので3時間から3時間半ぐらいかけています。アジだと、1時間半から2時間ぐらいでしょうか。この方が味がよくなじむように思います。」とのこと。
また、干物に使う塩は、ミネラル分が豊富な沖縄の天然塩です。化学調味料、着色料、酸化防止剤などは、もちろん使っていません。おいしさと安全を基本にするのが橘水産の“こだわり”です。
橘水産の干物は、無添加かつ、しっかり選んだ原料で作られているのにもかかわらず、値段もお手頃です。
忙しい朝でも、冷蔵庫内で解凍しておけば、あとは焼くだけです。魚よりも「肉」の消費が増えている今の日本ですが、魚を食卓に取り入れることで和食中心の食事になります。橘水産の魚がその一助になることは間違いありません。
▼太陽食品おすすめの 魚のご注文はこちらからどうぞ▼