パイナップル (2S)　1個　(沖縄県産)

～パイナップル生産者平安名貞市さんよりメッセージ～

父親は沖縄宮古島からの移民で、ジャングル状態だった石垣島を開拓・開墾してパイナップル畑にしていきました。その仕事を小学生から手伝ってきました。皆さんには信じられないでしょうが、石垣島の集落には電気も水道もなく、「井戸から水を汲み運ぶ仕事・ランプを磨く仕事・パイン収穫」は私の役目でした。
今から三十数年前、石垣島のパイン工場の閉鎖で生産者がいなくなる中、私をはじめ数名の若い生産者で「本土に出荷できるおいしい生食用のパイン」の栽培に取り組み、4種類以上の品種のパインをおいしく栽培できる技術を確立。今では生食用のパインは沖縄全島で普通に栽培・出荷され、その中でも私共はパイオニアである自負と誇りをもっています。だれにも負けない味そして安心。それが私たちパイン生産グループのこだわりです。

農薬散布をほとんどせず、おいしいパインをつくる第一のポイントは、強いパインの樹つくりが基本です。一方で多くの窒素肥料をやれば果実は大きくなるものの、すっぱくコクのない果実になってしまいます。普通の農家は収入をあげるために、どうしても大きい果実作りたがります。しかし私たちは、小さくても食べた人が喜んでくれるおいしくて安心なパインを作るために化学合成の窒素肥料・農薬は必要最低限に抑えます。

第二のポイントは収穫時の熟度管理です。パインは、収穫してから一切追熟はしませんので収穫したときが一番おいしいのです。いつも皆さんがおいしく食べられるように、もっともおいしい時期に収穫することを決まりにしています。まだ青い時期に収穫して産地でストックし出荷調整するようなことは決していたしません。熱い情熱とともに皆様の元へお届けするパイナップル、どうぞご期待下さい。