天然酵母パン一筋30年 デニッシュハウスさん
人のやっていないことにチャレンジしたい
デニッシュハウスの代表取締役の野村忠雄さんは御年70 歳。38 歳で、勤めていた洋酒関係の会社を脱サラし、その当時はまだ一般的ではなかった、天然酵母のパンにチャレンジすることに決心。そのワケは「普通のパン(イースト)ではなく人のやっていないことにチャレンジしたい」「添加物だらけのパンが蔓延する現代、幼い子供から高齢の方まで、健康を大切にする人々に安心して食べていただけるパンを作りたい!」という想いから。友人のパン屋さんで勉強をしたのち、デニッシュハウスを創業しました。ところが、お店を開いてみてもお客さんは来ない。余ったパンをひき売りしていたこともあったとか。「オープン当初は天然酵母パンといっても知らない人が多かったんですね。それで“ 昔のパンですよ” などと説明していました」。次第に、自然食品がメジャーになると、「天然酵母のパン屋さん」ということで色々な雑誌に取り上げられるようになったそう。そして今では、取引をお断りしなくてはならないほど、ひっぱりだこで一年中フル活動です。
自然と向き合い、経験と勘が頼りの毎日
そんな野村社長がもっとも大切にしていることは、お店を拡大することよりも「今のお客様を大切にしていくことが大優先」だそう。「パンは生き物ですから」と野村社長が口を酸っぱくして言うように、日本の季節と風土にあった天然酵母のパン作りは、どうしても作れる数に限りがあるため、大量生産は出来ません。まず「安心して使える素材の仕入れ」から始まり、天然酵母は温度管理が非常に難しいため、季節の変わり目は特に頭を悩ませます。寒暖の差が激しいときは天気予報の気温を確認し、仕込み水の温度・室温の設定に最新の注意を払います。日中が暑いからといって仕込み温度を下げてしまうと、夜中急に冷え込んで朝になっても生地が発酵していないとか、逆に仕込み温度を変えなかった事で、過発酵になってしまったり・・・。自然と向き合い、長年の経験と勘に頼るパンづくりは、自然農法の農家さんと同じご苦労があるのだと知りました。
①天然酵母菌でじっくりと発酵・焼成
「原点は小麦の味。そして小麦のおいしさは天然酵母でないと引き出せない」と野村さん。天然酵母が引き出す味覚が存分に味わえます。
②イースト菌・食品添加物は使わない
工業生産したイースト菌及びイーストフード、乳化剤、日持ち調整剤など食品添加物は使用しておりません。安心してお召し上がりいただける天然酵母パンです。※一部イーストを使用している商品もございます。
③健康と安全安心にこだわった原料
小麦粉、食塩、砂糖、バター、チーズなど原材料は全て安心安全で健康に良い物を厳選。りんごは産地に赴き農家と直接契約しています。
④ひとつひとつ、毎日手作り
天然酵母は生きもので、発酵熟成と焼成は付きっきりで目が離せないため、毎日早朝から一つ一つ手作り。日本の四季が生み出す自然の恵みを活かした天然酵母ならではの美味しいパンです。
|
|
|
|
天然酵母パンのご注文はこちらからどうぞ!
自然食品 オーガニックショップ太陽