手抜きは心抜き。心のこもった「だし」は命

店舗にご来店下さるお客様のエピソードです。
昆布やかつおなど、だしの材料をいつも大量に買いにいらっしゃる若い女性。
その理由をうかがうと・・・
「私は料理が上手ではないんです。だからせめて『だし』だけはきちんと取ろうと思っているんです。
『だし』がしっかりとしていれば、主人も美味しい!と言って食べてくれますから。」とのこと。
おいしいだしは、奥様の愛情もバッチリ伝えてくれるのですね。

ボクはお母さんの作ったおみそ汁がだ~いすき!
(希望が丘店・由井)
かつおだし
和食に欠かせない基本のだし。
汁物、煮物、何にでも合います。
昆布だし
食材のうまみを引き立たせます。
鍋物、和え物、酢の物などに。
●かつおと昆布の一番だしの取り方
<材料>水 ・・・1リットル、昆布 ・・・10g、花かつお・・・15~20g
①鍋に水と昆布を入れ、2時間以上置く(前の晩に準備するとなおよい)
②①の鍋を火にかける(昆布は入れたままでOK)。
③沸騰する前に昆布を引き上げ、沸騰したら花かつおを入れる。
④花かつおを入れた後は、火を止めてしばらく置く。
⑤花かつおをキッチンペーパーなどで漉す。
いりこだし
個性的な香りとうまみ。
味噌汁や、カレーの隠し味にも。
干椎茸だし
コクのある個性的な香り。
煮物、麺つゆ、炊き込みご飯に。
●基本のいりこだしの取り方
<材料>水・・・1リットル、煮干し・・・5~10g
①煮干しは頭とはらわたを取り、背骨に沿って2つにさく。
②水と一緒に鍋に入れ、火にかける。
③沸騰したら弱火で12~13分煮だし、火を止めてからこす。
●基本の椎茸だしの取り方
<材料>水・・・1リットル、干椎茸・・・30g
①干椎茸を軽く洗ってゴミを落とす。
②分量の水に干椎茸を入れ、冷蔵庫で戻す。早くて1~2時間、出来れば一晩。(お湯を使うと苦みが出るので、できるだけ避けましょう)