水野玲子先生講演会レポートwith香害をなくそうプロジェクト

2023年3月21日(火)春分の日、東京都日野市にあるオーガニックカフェ&レストラン” レテラ”にて、太陽食品と”香害をなくそうプロジェクト”による勉強会が共同開催されました。講師はダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議の水野玲子先生。ご自身のお子様が化学物質過敏症になった事をきっかけに環境ホルモン、香害、ネオニコチノイドなど様々な分野を調査・研究し、子どもの健康と化学物質の問題に長年取り組まれています。

 

現在世界で工業的に生産されている人工化学物質はなんと10万種類以上!800物質がホルモンをかく乱し、200種類以上に神経毒性があることがわかっていますが、毒性が解明されている物質は氷山の一角です。実際に日本人の血液や尿からは沢山の化学物質が検出されています。人工化学物質が野生生物のホルモンをかく乱し、生殖機能や神経・発達に悪影響を及ぼします。
最近では、発達障害や化学物質過敏症、乳がん、前立腺がんなどのホルモン依存性がんや、手足が麻痺するALS(筋萎縮性側索硬化症)、パーキンソン病などの神経難病、不妊や生殖異常などの自己免疫疾患の患者も増えており、その背景に生活空間にある有害な化学物質の関与が指摘されています。

水野先生曰く、目に見えない化学物質のことを少しでも知っていれば、身体への影響を減らすことが出来ます。家族や大切な子どもたちを守るために、出来ることから始めていきましょう!

 

 

「一人一人の選択が良い未来を作っていく!」

~勉強会に参加して
今回の勉強会に参加して、世の中の現状を知ることができ、大変大きな学びになりました。一番私が驚いた事は、環境ホルモンを取り続けることにより、その影響が次世代まで響いてしまうことです。環境ホルモンが人間や生き物たちに及ぼす様々な悪影響を減らすためには、私自身も、今回の勉強会で得た知識を、まずは家族や友人にシェアしたり、身の回りにある環境ホルモンを減らします。地球や生き物に良い影響を与え、調和をしていくことで、私たち人間も、体が本来求めている「自然体」へとつながっていくと感じます。貴重な機会をありがとうございました。(希望が丘店スタッフ・斉藤紀香)