太陽食品からの旬なニュース

吉池さんの「本物ぶどう」

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長野市の中心から南に10キロ弱、しなやかにゆったりと流れる千曲川。早瀬にはアユがきらめき、水辺ではアカシアや柳の濃い緑を分けて、風がわたっていきます。里では杏がだいだい色に実り、稲田の若い苗がつんつんと空に向かって伸び、日が落ちると支流にはホタルが舞い、田んぼは、たちまち蛙の声で席巻されます。海から遠く離れ、周りを山々に囲まれた千曲川流域は、雨の少ない内陸性気候で、乾いた気候を好むブドウの栽培に適しています。その千曲川を渡ってすぐのところに濃厚なワインの香りが立ちこめる吉池さんのブドウ園があります。

 

 

吉池さんの「本物ぶどう」は、ぶどう本来の味を楽しむ消費者の皆様に支えられています。

■一般市場では「食味」よりも「見た目」重視。

→農薬を使って棚もちを良く、粒を大きく
→「ジベレリン処理( ホルモン剤)」で種なしにする
→未熟なうちに収穫するのでぶどう本来の味ではない

 

■吉池さんは農薬を使わず、熟してから収穫
→完熟なので実がポロポロと落ちやすい傾向がある
→ジベレリン処理をしないので種がある
→本来のぶどうの美味しさが楽しめる

※※ぶどうの「種」について
 吉池さんのぶどうは「ジベレリン処理」をしていない「種ありぶどう」です。ただし、その年の天候や
 樹の勢いなどにより、ジベレリン処理をしていなくても、「種なし」のぶどうになることがあります。

 

1609ひなた 本物ぶどうの図

吉池さんのぶどう作りの苦労と工夫

ご両親から受け継いだ自然農法でぶどう作りを続けて50年以上。吉池さんが大切にし ていることは、愛情を込めたブドウの観察。葉っぱの色、巻きひげの伸び具合、芽の伸び具合、剪定、摘果など、こと細かに気を配ります。「農薬をタップリと かけて自分では食べる気がしないようなものを、ひと様に売るなんて、とても出来ない」と信念を貫いていらっしゃいます。

吉池さんの本物ぶどう2

吉池さんのブドウ園では「巨峰」と「ナイアガラ」という2品種を栽培。(※2016年に初めてロザリオ・ビアンコを出荷しました。)ブドウの栽培 は前年の11月から始まります。まずは、培養土、堆肥、敷き草、枯れ葉などを入れて土作り。せん定が終わるのは3月。その後、余分な芽を摘む芽かき、枝を 無駄なく這わせる作業などが続きます。5月には房が伸び、6月初旬には花が咲きます。
 病害虫の予防としては、せん定した枝で炭を作って畑に返し、副産物としてできる木酢液を葉に散布し病害虫の予防に役立てています。自然農法だけに、天候が不順だと、どうしても病害虫の被害が増加してしまうのです。

日本は、温暖で多湿な気象条件から、病虫害の発生が多く、無農薬でのぶどう栽培はほ ぼ不可能と言われています。ブドウには、晩腐病や灰色かび病、黒とう病、べと病や、あらゆる害虫など、収穫までに多くの障害があり、実際に長野県内で定め られているぶどうへの農薬使用回数が24回ということからも、栽培の難しさが分かります。
吉池さんはこれらを、長年の試行錯誤でひとつ、ひとつ、農薬に頼らずに、細やかな観察力で克服してきました。皮ごと安心して食べられる吉池さんの「本物ぶどう」は、栽培技術の高さと日々の観察による細やかな管理があってこそ。執念が生みだした、まさに奇跡のぶどうです。

吉池さんの本物ぶどう2 こだわり

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ぶどうには、生命力を強くするブドウ糖が豊富なうえ、体や細胞を元気にする各種ビタミンにも富み、ヨーロッパでは「畑のミルク」と言われています。

『吉池さんの本物ぶどう』ご注文はこちらからどうぞ!  

 

 

 

 

グルテンフリーお菓子教室レポート~七夕スペシャル~

2024年7月7日(日)、認可保育園クレシュ新横浜さんで、グルテンフリーお菓子教室を開催いたしました。題して「作ってみよう!米粉のクレープ~七夕スペシャル~」講師は太陽オリジナルレシピ制作者でお馴染みの、パティシエでもある太陽食品の藤原が担当しました。

 

今回のお菓子づくりのポイントは「グルテンフリー」。材料は太陽食品オリジナルのオーガニック米粉と豆乳、静岡県増田さんの有機栽培まるごと茶を使い、緑茶のクレープ七夕スペシャルを作りました。

 

みんなで作る前に、講師によるデモンストレーション。

興味津々で、思わず先生に駆け寄るお子様たち!可愛い。

 

 

先生のデザートプレートのお手本を

食い入るように見つめる女子たち。

わたしも早くつくりたい!

お父さんと一緒にクレープを焼いたら、

七夕をイメージして自由に盛り付けます♪

 

笹の葉に、みんなで七夕の飾り付け♪

お客様の作った七夕プレートが、とっても素敵でした☆彡

 

今回使用した食材はこちら

国光美佳先生 講演会レポート in 相模原

2024年6月30日(日)、食学ミネラルアドバイザーの国光美佳先生講演会を相模原市にて開催いたしました。

国光美佳先生は、現代食のミネラル不足が精神疾患や病気の元となっていることが多いこと、「薬」という手段ではなく「食(ミネラル)」を摂ることで、体はもちろん、心も元気になる!ことなどをお話し下さいました。

子どもたちの発達障害や化学物質過敏症が、国光先生の普及しているミネラルオーガニックの食事にすることで改善した事例を通して、子育てに関わる方々や、教育の現場で働く方にとって、大変気づきのある有意義な会となりました。

国光美佳 先生 (食学ミネラルアドバイザー)
月刊誌「食品と暮らしの安全」にて食事の見直しによる発達障害、低体温、うつ症状等改善事例を連載。「ミネラル不足の実態と対処法」について講演活動、食生活相談、アートセラピーを通して、心と体のケアによる子育て支援活動を行う。

 

講演会後の感想

★知らなかったミネラルの働き
ミネラルが神経伝達物質を運ぶことに深く関わっていることを初めて知り、驚きました。粉末だし、オリーブオイルをさっそく試して、体の変化を実感してみたいです。

ミネラル豊富な「天然だし調味粉」で作る

お味噌汁の作り方実演と試食も行われました。

 

★栄養を摂っていたつもりが・・・
栄養を摂っているつもりだったカット野菜。ほぼ栄養がなかったのだと、衝撃を受けました。早速、だし粉、生の野菜摂取を実践したいと思います。

 

 

 

★発達障害が改善することに納得

 

食事の工夫で発達障害が改善するメカニズムがよく理解できました。先生の言うとおり、食事の改善は無理しない程度から始めると継続出来そうです。

ミネラルが体内でどのように酵素を助けているのか?
勉強会の参加者さんにお手伝いしてもらい、

分かりやすく説明頂きました。

★参加者からの質問にもアドバイス頂きました!
職場にミネラルオーガニックの食事を取り入れたい。という方や、食べ物選びに関する日々の素朴な疑問、ミネラルだけでなく、世の中にあふれる化学物質に対する向き合い方など、丁寧にアドバイス頂き、大変勉強になりました。

 

 

 

 国光先生オススメ!
 新米ママでもできる

  ミネラル補給2ステップ

 

第1ステップ<かける、混ぜる、で確実に!>

□ 主食を見直そう

白米に、雑穀や分づき米、玄米を混ぜて炊いてみましょう。

□ だしをフル活用しよう

ミネラル豊富な煮干し、あご、昆布など天然のだしを粉末にしたものを、毎日の料理に「かける・混ぜる」

□ 非精製の油で細胞膜を整えよう

非精製の良質な油(エクストラバージンオリーブオイル等)をお料理に「かける・混ぜる」を習慣に!

 

第2ステップ<食卓全体の見直しへ!>

□ ミネラル豊富な食材を使おう

小魚、貝類、海藻類、木の実などミネラル豊富な食材を。

□ ミネラルを排出する「リン酸塩」を避けよう

ソーセージやハム、冷凍食品、練り物等に使われる「リン酸塩」は、体内のミネラルを排出してしまうので避けましょう。

□ 家庭での水煮、あく抜きに注意しよう

ミネラルを逃さない調理法(煮汁ごと、皮ごと、無水料理など)で、食材のミネラルを逃さず摂りましょう。

 

国光先生おすすめ!食材はこちら

2024年6月2日開催 ~蔵元見学ツアーレポート~

2024年6月2日(日)「蔵元見学ツアー」を開催し、埼玉県秩父市の新井武平商店さんと、埼玉県坂戸市(日高市)の弓削多醤油さんを訪ねました。毎日当たり前に使っている醤油や味噌を、どんな場所でどんな人がどんな思いで作っているのか?目、鼻、口、耳、肌の五感で体感できる充実した一日となりました。

 

参加者の皆様のご感想の言葉を写真に添えて、ツアーの様子をお届けいたします!

 

 太陽味噌の蔵元 
 新井武平商店さん 

「新井さんが味噌作りの実演をして下さり、勉強になりました。子どもたちも大人の方も楽しみながら、体験を通して味噌づくりのあれこれを新井社長に教えていただき、知識を深めました。」

「味噌蔵ではお味噌の香りが充満し、いつも食べているお味噌がここでじっくりと熟成されているのだと、しみじみと感動いたしました。」

「伝統はそのまま続けるのではなく、その時代に適応しながら守っていく、という新井さんの言葉が印象的でした。」

「良い物を作ろう、守ろうという心。そして、皆にお返ししていこうという姿勢に感動しました。」

「商品だけ見て、消費しているだけでは見えてこない、生産者さんの思いや造るプロセス、地域との連携、技術の保存や改善に対するなみなみならぬ努力を知ることで食のありがたさ、奥深さを改めて感じることができました。」

「新井さんの細部に渡る気遣いやおもてなしの心に、とても感動致しました。その心が太陽味噌のおいしさに繋がっているのだと思います。」

 

 太陽醤油の蔵元 
 弓削多醤油さん 

「弓削多醤油4代目・弓削多洋一社長の熱心な説明、ものづくりに関わる職人たちの熱い想いに感動しました。」


「木桶が立ち並ぶしょうゆ蔵に足を踏み入れた瞬間から木桶とお醤油の香りに癒やされました。」

「醤油造りに対する信念、時代に合わせた工夫が素晴らしい。醤油の製造工程では捨てるものがない、という言葉が印象的でした。」

今年のツアーで初めて訪れた「100年蔵」は、構想から3年かけてつくられた木桶14本が並ぶ新しい蔵です。弓削多さんや多くの人々が、未来へ木桶を伝えたい、という想いが詰まっています。

「桶の中に棲み着いた菌たちが美味しいお醤油を生み出している様子を感じることが出来ました。」

「いつも自分が頂いている醤油の生まれた場所が見られるというのは、思っていた以上に素晴らしい体験でした。安心、安全な良いモノを心を込めてつくってくださっていることを肌でかんじた、とても貴重な一日でした。」

「弓削多さんへ。醤油の本当の美味しさを実感しました。日本人で良かった!木桶の大切さを改めて感じました。ぜひ守り続けていただきたいです。」

 

今年も食べたい!中沢さんの奇跡の桃

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201769122720中沢さん

山梨県は、桃の生産量日本一。四方を山で囲まれた盆地のため、朝晩の寒暖差も激しく、その寒暖の差が桃に好影響を与えているそうです。また、山梨県は、日照時間も日本一です。桃は、太陽の光を浴びて甘みを増すので、長く太陽を浴び続けることができる山梨県の桃は美味しく育つのですね。

5月中旬、桃の木は葉っぱを生い茂らせ、初夏の太陽を浴びてせっせと光合成の真っ最中。
うっすらと産毛の生えた2センチほどの小さな実がたくさんついて、その摘果作業をちょうど終えた頃です。

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──1本の樹から収穫できる桃はどれくらい?


「袋かけをするのが1本当たり約1000枚~1200枚だけど、虫や病気にやられて途中で落ちてしまう実も多くあります。最終的に商品として出せるのは、7割くらいかな。本当に良いものだけ出荷しているので、実際には、畑の中で取り除く桃がかなりあります。」

──つまり、私たちが口にできる桃はエリート中のエリートの桃なのですね!

「今年も一日一日の作業を一生懸命にやって、みなさんに喜んでもらえる桃をお届けできるように頑張ります。楽しみにお待ちくださいね。」


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中沢さんの奇跡の桃ができるまで!

201769133416 9,10月

太陽の恵みを吸収して養分を蓄え、
役目を終えた桃の葉が落葉します。
落ち葉や堆肥を土に返します。

201769133651 11,12,1月

樹の根元にワラを敷いて保温する
ことで寒さから桃の木を守ったり、
堆肥を入れて土作りをします。

201769134734 2月

夏に、たわわに美味しい桃を実らせ
てくれるよう、畑にたっぷりと堆肥
を混ぜ込みます。体力勝負です。

20176913513 3月

熟練の目で樹を1本1本見ながら、
枝を切ります。剪定をすることで
太陽の光が桃畑にあふれます。

201769135730 4月

桃の花が咲き始めると、筆を使って、
ひとつひとつ手作業で授粉。
高い枝は長い棒を利用します。

201769135828 5月

摘果とは、実を太らせるため余分な
実を摘み取る作業です。熟練の目で
見極めて、1本1本作業します。

201769135931 6月

ひとつひとつの実に袋をかけて雨風
や日焼けから守ります。頃合いを見て
袋を取り太陽を浴びて桃色になります。

20176914017 7,8月

食べ頃になった桃は中沢さんの
手によって丁寧に収穫、箱詰め
され、お客様のところへ届きます。

20176914514桃